初めてゲーミングPCを購入する方や安くゲーミングPCを揃えたい方には、GPUとしては低価格ながらパワフルでコストパフォーマンスが高いNVIDIAの「GeForce RTX 3060」や「GeForce RTX 3060Ti」搭載のパソコンが特におすすめです。
今回はGeForce RTX 3060とGeForce RTX 3060Tiの特徴や性能の違い、おすすめのポイントなどを紹介します。
GeForce RTX 3060やGeForce RTX 3060TiにおすすめのCPUの組み合わせや搭載のおすすめゲーミングPC製品まで詳しく解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
★【条件別】RTX3060・3060Ti搭載おすすめPC
デスクトップ | RTX 3060・3060Ti搭載PCおすすめ10選 |
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ゲーミングノート | RTX 3060・3060Ti搭載PCおすすめ5選 |
ゲーミングPCはどれを選べばいいかわからない方にも後悔しない選び方を分かりやすく説明するので、この記事を読めば自分に合った製品を見つけられるでしょう。
GeForce RTX 3060・3060Tiとは?スペックや違いを解説
GeForce RTX 3060と3060Tiは、NVIDIA社が開発・販売するGPU(グラフィックボード)です。
2020年9月に初登場したGeForce RTX 30シリーズの中でもミドルレンジモデルとして、GeForce RTX 3060Tiが2020年12月2日に、GeForce RTX 3060が2021年2月26日に発売されています。
NVIDIA社が手がけるGPU製品のGeForce RTX 30シリーズには、以下のモデルがあります。
■ GeForce RTX 30シリーズ
型番 | 性能 | 価格帯※1 |
---|---|---|
RTX 3090 Ti | ★★★★★ | 327,800円~ |
RTX 3090 | ★★★★☆ | 229,800円~ |
RTX 3080 Ti | ★★★★☆ | 179,800円~ |
RTX 3080 | ★★★★☆ | 109,800円~ |
RTX 3070 Ti | ★★★★☆ | 89,980円~ |
RTX 3070 | ★★★☆☆ | 79,980円~ |
RTX 3060 Ti | ★★★☆☆ | 59,980円~ |
RTX 3060 | ★★★☆☆ | 49,980円~ |
RTX 3050 | ★★☆☆☆ | -※2 |
※2:NVIDIA公式サイトでは販売終了
GeForce RTX 3060と3060TiはGeForce RTX 30シリーズでは低価格ですが、高いグラフィック性能が求められるPCゲームのプレイにも十分対応できる性能を持っています。
最高レベルのグラフィックは求めず、価格を抑えながらもゲームを快適に楽しめるPCが欲しいと考えている方におすすめのGPUです。
GeForce RTX 3060の性能
GeForece RTX 3060のスペックは、以下のとおりです。
■RTX 3060のスペック表
発売日 | 2021年2月 |
---|---|
シェーダー数 | 3584 |
RTコア数 | 28 |
Tensorコア数 | 112 |
ベースクロック | 1320MHz |
標準メモリ構成 | 12GB GDDR6/ 8GB GDDR6 |
メモリバス幅 | 128bit/ 192bit |
消費電力(TGP) | 170W |
販売価格※ | 49,980円~ |
GeForece RTX 3060はフルHDやWQHD程度の画質と30fps以上のフレームレートを保ちながら、ほとんどのPCゲームを快適にプレイできる性能を持っているのが特徴です。
12GBの大容量ビデオメモリを搭載しており、ゲームの他、写真・動画編集などの幅広い用途に適性があるのもポイントです。
GeForece RTX 3060Tiよりも安く購入できるので、価格を重視したい方や初めてゲーミングPCを購入する方にもおすすめです。
GeForce RTX 3060Tiの性能
GeForece RTX 3060Tiのスペックを一覧表にまとめました。
■RTX 3060Tiのスペック表
発売日 | 2020年12月 |
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シェーダー数 | 4864 |
RTコア数 | 38 |
Tensorコア数 | 152 |
ベースクロック | 1410MHz |
標準メモリ構成 | 8GB GDDR6/ 8GB GDDR6X |
メモリバス幅 | 256bit |
消費電力(TGP) | 200W |
販売価格※ | 59,980円~ |
RTX3060Tiは一度に多くのデータを転送できるメモリ規格「GDDR6X」が選べます。
消費電力はRTX3060以前と比べてやや高めですが、高速処理を重視したい方におすすめのGPUです。
RTX 3060とRTX 3060 Tiとの違いは?
RTX3060とRTX3060 Tiの違いは以下の表のとおりです。
■ RTX 3060とRTX 3060 Tiとの違い
項目 | RTX3060 | RTX3060 Ti |
---|---|---|
発売日 | 2021年2月 | 2020年12月 |
シェーダー数 | 3584 | 4864 |
RTコア数 | 28 | 38 |
Tensorコア数 | 112 | 152 |
ベースクロック | 1320MHz | 1410MHz |
標準メモリ構成 | 12GB GDDR6/ 8GB GDDR6 | 8GB GDDR6/ 8GB GDDR6X |
メモリバス幅 | 128bit/ 192bit | 256bit |
消費電力(TGP) | 170W | 200W |
販売価格※ | 49,980円~ | 59,980円~ |
全体的にRTX3060TiのほうがRTX3060よりもスペックが高いですが、価格も10,000円ほど高い点が大きな違いです。
NVIDIAの公式サイトでは、主要ゲームでのパフォーマンス比較が公表されています。
RTX3060 TiはRTX3060以前のモデルと比べて、大幅にパフォーマンスが良くなっていると言えます。
ただし、RTX3060はRTX3060 Tiよりもビデオメモリが大きい12GBも選べるため、価格帯は安くても処理能力の高さが期待できるでしょう。
また、消費電力はRTX3060の方が抑えられるため、長時間のプレイでも熱がこもりにくいのはメリットと言えます。
RTX 3060・RTX3060TiとCPUのおすすめの組み合わせ
GPUとしての実力が中程度であるRTX 3060やRTX3060 Tiは、性能と釣り合うミドルクラスのCPUと組み合わせるのがおすすめです。
IntelのCPUとAMD製のCPUの中で、特に以下のモデルとの組み合わせが最適です。
★RTX3060・3060TiにおすすめのIntel製CPU
- Intel Core i7-13700
- Intel Core i5-13400
- Intel Core i7-12700
- Intel Core i5-12400
★RTX3060・3060TiにおすすめのAMD製CPU
- AMD Ryzen 7 5700X
- AMD Ryzen 5 5600X
上記のCPUはコア数が6~12あり、3Dゲームも高速処理しながら十分にプレイできます。
スレッド数も12~20あるため、オンラインゲームだけでなくクリエイティブ作業や実況配信などを同時に行っても快適に使えるでしょう。
逆に最新のIntel第14世代やAMD Ryzen9000シリーズなど、GPUに対してハイスペックすぎるCPUを選ぶと性能を十分に引き出せないうえに購入価格が大幅に上がってしまうのでおすすめできません。
GeForce RTX 3060・3060Ti搭載のおすすめパソコン10選
GPUにGeForce RTX 3060を搭載している、10のおすすめパソコン製品をご紹介します。
■ GeForce RTX 3060搭載のおすすめパソコン10選
表にまとめたカタログスペックのとおりではなく、各パーツを変更してのカスタマイズ注文も可能なので、自分の目的に合った性能を持つ1台を選びましょう。
ドスパラ / GALLERIA RM5C-R36
■ スペック情報
価格 | 164,980円 |
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CPU | インテル Core i5-12400 プロセッサー |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3060 |
メモリ | 16GB(8GB×2) |
SSD | 500GB |
※価格はすべて税込
数多くの有名ストリーマーたちも愛用している、ドスパラのゲーミングPCブランド「GALLERIA」の製品です。
王道とも呼べるCore i5プロセッサー、RTX 3060、16GBメモリの組み合わせで、あらゆるジャンルのゲームを快適にプレイできます。
CPUファンには「静音パックまんぞくコース」を採用しており、高い冷却性能と静音性を兼ね備えている点も魅力的です。
ストリーマーコラボPC販売中!
ドスパラ / GALLERIA XA7C-R36
■ スペック情報
価格 | 182,980円 |
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CPU | インテル Core i5-13400F プロセッサー |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3060 |
メモリ | 16GB(8GB×2) |
SSD | 500GB |
※価格はすべて税込
ドスパラのゲーミングPCブランドである「GALLERIA」の製品です。
Core i5プロセッサー・RTX 3060・16GBメモリ搭載し、快適なゲームプレイを実現しています。
140mmサイズの冷却ファンを搭載しているため、高い冷却性能を実現しています。
フロンティア / FRGAG-B650/R5/NTK
■ スペック情報
価格 | 219,800円 |
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CPU | AMD Ryzen 5 7600 プロセッサー |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3060 |
メモリ | 16GB(8GB×2) |
SSD | 1TB |
※価格はすべて税込
FRONTIERのゲーミングPCである FRGAG-B650/R5/NTKはRyzen 5 7600 プロセッサー・RTX 3060を搭載しているので、十分にオンラインゲームを楽しめます。
また16GBのメモリと1TBのSSDを搭載しているため、重いゲームのデータ管理もしっかりできる点が特徴です。
パソコン工房 / LEVEL-M0P5-R45-RBX
■ スペック情報
価格 | 124,800円 |
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CPU | AMD Ryzen 5 4500 プロセッサー |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3060 |
メモリ | 16GB(8GB×2) |
SSD | 500GB |
※価格はすべて税込
プロeスポーツチームや有名ストリーマーとのコラボモデルが有名な、パソコン工房のゲーミングPCブランド「LEVEL∞」の製品です。
比較的低価格で、ゲーミングPCとしての基本的なスペックを備えており、初心者にもおすすめできます。
ミニタワーケースを採用している小型デスクトップPCなので、家の中でもなるべく小さなスペースにPCを収めたい方や、本体を外へ持ち出す機会がある方はぜひ注目してみてください。
パソコン工房 / LEVEL∞ R-Class
■ スペック情報
価格 | 219,800 円 |
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CPU | AMD Ryzen 7 5800X プロセッサー |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3060 |
メモリ | 16GB(8GB×2) |
SSD | 1TB |
※価格はすべて税込
より高速な処理が可能なRyzen 7プロセッサーと、多数のゲームをダウンロードしたい方でも安心の1TBの大容量SSDを備えているのが特徴のモデルです。
最大6基のファンの取り付けが可能なので、冷却性能を重視したい方も注目してみてください。
マグネット式で簡単に取り外せる天板フィルターや、ねじを外すだけでPC内部が確認できるサイドパネルなど、個人での清掃・メンテナンスのしやすさを考えて設計されている点も魅力的です。
mouse / G-Tune HM-B
■ スペック情報
価格 | 234,800円 |
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CPU | インテル Core i7-12700F プロセッサー |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3060 |
メモリ | 16GB(8GB×2) |
SSD | 512GB |
※価格はすべて税込
マウスコンピューターのゲーミングPCブランド「G-Tune」の製品です。
処理性能が高く、高負荷なタイトルでも安心のCore i7プロセッサーを搭載しています。
こちらは、ゲームプレイにおいて特によく使うUSB-AやHDMIなどの端子が、傾斜をつけたフロントに配置されているのが特徴的なモデルです。
モニターを置いたデスクの下に、本体を設置するような使い方でもケーブルの接続がしやすく、高い利便性が魅力といえます。
mouse / G-Tune TD-B
■ スペック情報
価格 | 154,800円 |
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CPU | インテル Core i5-12400 プロセッサー |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3060 |
メモリ | 16GB(8GB×2) |
SSD | 256GB |
※価格はすべて税込
多くのゲームを快適にプレイできる最低限の性能を備えた、比較的低価格に購入できるデスクトップPCです。
拡張性に優れていて、必要に応じて各パーツを交換し、性能をランクアップさせていくような使い方ができる初心者向きのモデルといえます。
SSD容量が256GBとやや少ないので、将来的な増設を視野に入れて、購入時の価格を抑えたい方におすすめです。
サイコム / G-Master Spear Z790-Mini/D4
■ スペック情報
価格 | 207,700円~ |
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CPU | Intel Core i5, i7,i9各種 |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3060 |
メモリ | 16GB(8GB×2) |
SSD | 500GB |
※価格はすべて税込
第13世代のCore i5,i7,i9からCPUを選択する形式が標準構成の製品です。
ゲームを快適にプレイできることだけを求めるならCore i5を、ゲームに加えて録画などの作業を並行したり、画像・動画編集作業も行ったりするならCore i7を選ぶのがおすすめといえます。
空冷最強メーカーと呼ばれるNoctua製のCPUクーラーを採用しており、冷却性能と静音性に非常に優れているのが特徴です。
ストーム / PG-P13H
■ スペック情報
価格 | 148,800円 |
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CPU | インテル Core i5-13400 プロセッサー |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3060 |
メモリ | 16GB(8GB×2) |
SSD | 500GB |
※価格はすべて税込
ストームのPG-P13Hも比較的低価格で購入できるゲーミングPCです。
フロントのメッシュパネルと3つのファンを採用して高い通気性・冷却性を実現しつつ、サイドの透明ガラスパネルとLEDライトがゲーミングPCらしいデザインを生み出しています。
ストーム / PG-i60
■ スペック情報
価格 | 149,800円 |
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CPU | インテル Core i5-13400 プロセッサー |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3060 |
メモリ | 16GB(8GB×2) |
SSD | 500GB |
※価格はすべて税込
低価格で購入でき、さまざまなタイトルを快適にプレイできる入門ゲーミングPCのひとつです。
天井部と底面にある大型ダストフィルターと、サイドの透明ガラスパネル、LEDライトによってゲーミングPCらしいデザイン性も兼ね備えています。
GeForce RTX 3060・3060Ti搭載のおすすめノートパソコン4選
ここでは、GeForce RTX 3060搭載しているおすすめのノートパソコンを解説します。■ GeForce RTX 3060搭載のおすすめノートパソコン4選
ドスパラ / GALLERIA XL7R-R36
■ スペック情報
価格 | 182,980円 |
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CPU | Ryen 7 5800H プロセッサー |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3060 |
メモリ | 16GB(8GB×2) |
SSD | 512GB |
※価格はすべて税込
Ryen 7 5800H プロセッサーを搭載しており、重いタスクでも十分に処理できるため、オンラインゲームを楽しめます。
16GBのメモリと512GBのSSDを採用しているため、データ管理も簡単に行えます。
ストリーマーコラボPC販売中!
G-Tune / G-Tune E5-165-WA
■ スペック情報
価格 | 199,800円 |
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CPU | インテル Core i7 12700H プロセッサー |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3060 |
メモリ | 16GB(8GB×2) |
SSD | 512GB |
※価格はすべて税込
mouseのゲーミングPCブランドである「G-Tune」が提供しているパソコンであり、ゲームを楽しめる機種です。
ハイスペックであるインテル Core i7 12700H プロセッサーを搭載しているので、オンラインゲームをしてもラグなくプレイできます。
Dell / G15 ゲーミングノートPC
■ スペック情報
価格 | 174,980円 |
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CPU | インテル Core i7 12650H プロセッサー |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3060 |
メモリ | 16GB(8GB×2) |
SSD | 512GB |
※価格はすべて税込
第12世代のインテル Core i7 12650H プロセッサーを搭載しているハイエンドモデルのゲーミングノートパソコンです。
配置の4つの通気口が搭載されているため、ゲームをしていてもパソコンに熱が溜まる心配がいりません。
ASUS / TUF Dash F15 FX517ZM (FX517ZM-I7R3060BYB)
■ スペック情報
価格 | 229,800円 |
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CPU | インテル Core i7 12650H プロセッサー |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3060 |
メモリ | 16GB(8GB×2) |
SSD | 512GB |
※価格はすべて税込
ASUSのTUF Dash F15 FX517ZMは、インテル Core i7 12650H プロセッサーを搭載しているハイエンドモデルです。
5本のヒートパイプや4つの通気口が採用されているため、高い冷却性能を実現しています。
GeForce RTX 3060・3060Ti搭載のゲーミングPCの選び方
GeForce RTX 3060・3060Ti搭載のゲーミングPCを選ぶ際に注目したいポイントは以下の通りです。
■ GeForce RTX 3060・3060Ti搭載パソコンを選ぶ際に注目したいポイント
- ポイント1:メーカー
- ポイント2:GPU
- ポイント3:メモリ容量
- ポイント4:ストレージ容量
- ポイント5:電源の容量
ほとんどのPCゲームは、公式Webサイトなどで動作環境の情報を公開しています。
プレイしたいゲームタイトルが具体的に決まっている方は必ず確認し、最低でも必要動作環境を満たすPCを、予算に余裕があるなら推奨動作環境を満たすPCを用意してみてください。
ポイント1:メーカー
ゲームを主な用途とするPCを購入するなら、まずは各メーカーが「ゲーミングPC」と銘打って販売しているモデルを探すのがおすすめです。
本記事では、下記のメーカーのPC製品をご紹介しました。
■ ゲーミングPCのおすすめメーカー
- ドスパラ
- パソコン工房
- mouse(マウスコンピューター)
- FRONTIER(フロンティア)
- Sycom(サイコム)
- STORM(ストーム)
これらのメーカーはすべて、ユーザーの注文を受けてからPCを組み立てる受注販売方式の「BTOメーカー」です。
各パーツの自由なカスタマイズが可能であり、カタログスペックのままでも、バランスのとれたコストパフォーマンスの良い製品が多いのが特徴といえます。
RTX3060やRTX3060Tiと組み合わせて、オリジナルのカスタムがしたい方にもおすすめですよ。
ポイント2:GPU
GPUは、PCの内部でグラフィック(描画)の作業を担当するパーツです。
組み合わせる他パーツとの兼ね合いによっても変わりますが、基本的にはGPUの性能が高いほどより繊細で美麗な映像を楽しめます。
本記事で詳しくご紹介しているGeForce RTX 3060とRTX3060Tiは、中程度の性能を持ちつつ比較的安く購入できるモデルです。
ゲームプレイにあたって最高レベルの画質を求めるのは難しいですが、ほとんどのタイトルでストレスを感じない程度のグラフィック設定を保てます。
■【参考】ゲームプレイに最適なフレームレートの目安
ゲームのグラフィック設定において、画質(解像度)の他にもうひとつ重要なのがフレームレートです。
フレームレートは「fps」の単位で表され、1秒間の映像が何枚の画像で構成されているかを示しています。
人間が映像を見て、カクカクせずスムーズな動きに見える基準は30fps程度です。
高品質なグラフィックを売りにしているタイトルの場合は、60fpsや120fpsに対応していることもあります。
また、フレームレートが高いほど映像が滑らかでリアルに見えますが、画質とともに設定を上げすぎるとRTX 3060やRTX3060TiのGPU性能が追いつかなくなってしまいます。
基本的には、画質とフレームレートのどちらかを抑えるともう一方が上げやすくなるので、自分がプレイしやすい設定を探してみてください。
ポイント3:メモリ容量
メモリはPCが処理作業を行うために必要なデータを一時的に保存しておくパーツです。
メモリ容量が大きいほど一時保存しておけるデータの容量も増え、より高度な作業を高速で行えます。
ゲームのプレイにあたっては、メモリ容量が16GBあれば容量不足に困ることはほぼありません。
ただし、ゲームをプレイしながら画面の録画・生配信を行うなど別の作業を平行して行う場合は、より大きいメモリが欲しいところです。
メモリの組み込み方は、メモリを1枚のみ使う「シングルチャネル」と、同規格・同容量のメモリを2枚使う「デュアルチャネル」の2種類があります。
デュアルチャネルの方がPC内部でのデータ転送速度が速く、一度にやりとりできるデータ容量も大きいので、16GBのメモリなら”8GB×2”と記載されているものを選ぶのがおすすめです。
ポイント4:ストレージ容量
ストレージ容量の大きさは、PC内に保存しておけるデータ容量の大きさをそのまま示しています。
多数のゲームをダウンロード購入したり、動画などの大きなデータを内部保管したりしたい方はストレージの容量を512GB以上で選ぶのがおすすめです。
反対に、たまにしかプレイしないゲームのデータはその都度ダウンロード・削除したり、データ保管にはSDカードなどの外部ストレージを用いたりする使い方で問題ない方は、ストレージの容量を下げることでPC購入価格を抑えられます。
ポイント5:電源の容量
PCのパーツにおける電源は、PC内の各パーツの動作に必要な電力を供給する役割を持っています。
自分で電源を選ぶ場合、必要な容量はシステムの最大消費電力の2倍が目安です。
すでにPCとして組み立てが済んでいる製品を購入する場合は、他パーツとのつり合いがとれた容量の電源をメーカー側で採用しているため、自作PCを検討している方以外はあまり気にする必要はありません。
まとめ
NVIDIA社のGeForce RTX 3060とGeForece RTX 3060Tiは、ミドルクラスのスペックを持ち、比較的手頃な価格で手に入るためゲーミングPC初心者や価格を抑えたい方におすすめのGPUです。
今回はGeForce RTX 3060とGeForece RTX 3060Tiの性能やおすすめ製品についてくわしくご紹介しました。
★【条件別】RTX3060・3060Ti搭載おすすめPC
デスクトップ | RTX 3060・3060Ti搭載PCおすすめ10選 |
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ゲーミングノート | RTX 3060・3060Ti搭載PCおすすめ5選 |
RTX3060・3060Ti搭載のPCの購入を検討するときは、以下のポイントにも注目すると失敗しません。
■ GeForce RTX 3060搭載パソコンを選ぶ際に注目したいポイント
- ポイント1:メーカー
- ポイント2: GPU
- ポイント3:メモリ容量
- ポイント4:ストレージ容量
- ポイント5:電源の容量
GPU性能としては中程度であるRTX 3060・3060Tiは、同じくミドルクラスの性能を持つインテル Core i5やAMD Ryzen 5などのCPUと組み合わせると、価格を抑えながら性能面でも過不足なくパフォーマンスを発揮できます。
また、RTX 3060 TiはRTX3060よりスペックは高いですが10,000円ほど価格も高いので、自分がPCを使って行う作業の内容やこだわりたい点を踏まえて、パーツのカスタマイズも活用しながらぴったり合う1台を選んでみてください。